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見守っていてくれるものはずっと私のそばにあったんだ。
はじめての御手洗祭りは、そのすべてを見せてもらったような時間でした。

雨が入り込んでさらに冷たくなっていく川の水とそこに広がる波紋。
(でもいざ足を入れるとなぜかぽかぽかしていく)
木々のすきまを過ぎていく雨粒。

いま思い出してもうっとりと神々しい光景。

私は自分が思う、美しく大切なものを守っていきたい。
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この時期、毎年観たくなる映画がある。「めがね」

もうずっとずっとエンドレスで流していたい。

ほぼ一年ぶりで観たけど、すごいな。
この人たち強い。だから好きなのかもしれない。
全然かわいくもほんわかもしてない、強く生きる人たちの映画。

赤い長いマフラーを巻いてやってくる、もたいまさこさん大好きだ。
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ラジオから流れてきたのは、恩師から届く手紙のエピソード。

あなたの人生が素敵なものかどうか、 それはあなたが笑っている顔を見ればわかります。
それがあなたの葉書から伝わります。

というお話で、思わず泣いてしまった。

子どもの頃、私は本当に先生に恵まれていたと思う。
よくよく見ていて下さったな、と感謝しかありません。

なんでもない日に「これは素敵な絵だから、廊下の壁に飾りましょう」と貼ってくださったこと、
国語の教科書にでてきたお花と、ベランダに咲いた花が似ていて嬉しくて、
山盛りの花束を学校に持って行ったら「まあほんと!教室に飾ろうね」と言ってもらうこと。

日常の授業風景を大好きなカメラでいつも撮って下さっていた、先生。
体調を崩されるまで、ずっと展示を見に来て下さっていた。ずっと葉書のやりとりをしていた。
ある時、その差出人が奥様の名前に変わったとき。。

いろいろ思い出した。
この時代があるから、私は大丈夫。

もう皆がそれぞれの担任の先生を大好きだったし、どの子も愛されていた。
それしかない。



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安西水丸さんの展示を観に行く。

中学生のとき、国語の教科書は水丸さんの絵だった。
その紙質まではっきりと覚えている。
水色と黄色と、少しの赤が入るバランス。
色面と線のバランス。
ずーっと見てても飽きなくて、そのうち本屋さんでもよく見かけることに気がつく。
イラストレーターというのはこういう人のことを言うのだなと思った。

ああ、画面のなかで迷いなく手を動かす水丸さん。
美しい絵の人は、指がきれいなんだなと思う。

この人が同じ時代に生きていたのだと思う喜びと、もういない淋しさが、
ずっと身体のなかを巡っていた。
そして会場の最後、村上春樹さんからのメッセージにも「探してしまう」という言葉にそうだ、と思った。私も今でも探している。

水丸さんの描く水平線はずっとつづいていて、私はまだそのなかで旅をしていたい。